【JASマークとは】
家づくりを進める中でよく目にするマークに「JAS」があります。
JASマークは、住宅関係以外にも食品関係にもよく記載されているマークになります。
【JASマークの誕生と意味】
JASの正式名称は、日本農林規格といわれて1950年に公布された「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」に基づき、農・林・水・畜産物および加工品の品質保証の規格になっています。
住宅業界においては、コンクリート基礎工事に使用される型枠用合板、土台や梁・柱に使われる集成材、壁や床下地に使用される構造用合板、床に貼るフローリングなどにJASマークは利用されています。
JASマークのおもしろい点としては、形や色、表記の仕方で内容を区分けしています。JAS法のルールに基づき、種別・用途・性能・等級・接着の程度・ホルムアルデヒド放散量・認定機関名などが一目でわかる特徴があります。
またJASマークの製品を作る業者側の品質も重要で、これについてはJAS法に基づきJAS認定業者として認められている業者が製造する仕組みとなっています。
【JASの認定を受ける条件】
JAS認定を受けるにあたっては「安定した品質の製品を生産している」「製造施設等の設備面が一定の基準に達している」「品質管理や品質保証、クレーム対応等の管理体制が一定の基準に達している」事等が条件となってきます。
現在ではJAS認定業者の数も増えて、合板などについては「日本合板検査会」という組織が形成されています。合板や集成材、フローリングなどの建築用資材について審査を行い、認定業務を行っている機関になります。
集成材などには、JASマークの中に「日本合板検査会」という文字が記載されています。
また日本合板検査会では、ホルムアルデヒド放散量試験をはじめとした各種試験の受託も受け付けています。
一見すると何でもない様なシールの一枚にも、いろいろな意味が含まれていることが分かりますね。
JISやJASなど少しややこしい部分もありますが、雑学程度に知っておくと輸入材料等イレギュラーな材料を使う時に役立ってきますね。
コメント
いろいろなものにマークはついてますけど、それぞれに意味があるんですね。
調べてみようかな。
安全を表すマークだったのかーあれ。
今度から気にしてみてみようかな。